無痛分娩じゃなくて、よかったかも。
妊娠当初から産むホント直前までずっと無痛分娩が希望だったんですが、結局自然分娩で出産しました。というか、せざるを得ない状況だったのでしょうがなかったんですが。
ホント、お産とは個人個人で違うし、どこでどうなるか、どこで何があるかわからないものです。
ただ産んでみて、どうだったかというと、結果無痛分娩じゃなく自然分娩でよかったかもしれません。
(結果的に無痛を経験しなかったので一概には言えませんが)
何故かと言うと、無痛分娩は子宮口全開からの分娩時間に通常2〜3時間かかると言われています。それは麻酔を打っているから、妊婦が思いっきりイキムことが出来ないからです。当然分娩の痛みはありませんので、希望通り「無痛」でしょう。ゆっくりとした痛みのないお産が出来ると思います。ゆとりを持ってお産が出来たため、産み落とした感動を味わえたなんて話も聞きます。
ただ、私が産婦人科の先生に言われてたことで引っかかっていたことがいくつかありました。
麻酔を打つということへのリスク。これは、どんな方法をとって出産しても何かしらリスクはあるので、正直気にしていませんでした。自然分娩には自然分娩のリスクがあります。
その部分ではなく私が気になっていたのは、無痛分娩の方が最後の分娩時間がかかる=赤ちゃんはその間ずっと時間を産道に挟まって苦しんで出てこなければいけない、ということでした。正直、産む前はそれがどういうことかイメージ出来ませんでした。無痛分娩の方が初産の自然分娩より分娩時間が短くて済む、と書かれた情報も見ていましたのでこんがらがっていました。
実際の私の分娩時間は陣痛開始から6時間です。38歳の初産としては超スピード出産でしょう。
分娩台に居た時間も20分くらいでしたから。だからこそ余計に感じるのですが、一般的に短い時間でも確かに自然分娩は大変でした。歯を食いしばって、いっぱい息を貯めて全身の力を込めて一気に押し出す仕事を何度も繰り返したので、後日ぼろぼろで体中オール筋肉痛になりました。
でも自然分娩だったから赤ちゃんも産道を降りてくるのに短い時間で済んだんです。一緒に苦しい時間を乗り切った充実感があります。言葉は通じませんが、気持の上で「お互いよく頑張ったね。」と言い合える仲になったと思っています。
もし、予定通りこれを無痛にしていたら、自分だけ楽な訳です。しかし赤ちゃんは何時間も産道に居なければなりません。お母さんの押し出す力が弱まっているから、出たくても出れない訳です。これは、自分が自然分娩の苦しみを味わったからこそ感じることですが、この苦しい思いを今産まれようとする小さな命だけに与えるのは、あまりに酷なんじゃないかと。この世に産み落とされる最初の試練が、お母さんが楽になるためのものでその子だけ苦しいんじゃ、なんかあまりに可哀想な気がします。
もちろんそういうつもりは毛頭なくても、無痛分娩とは結果的にそういうものだということです。
最後まで無痛にするか、自然分娩にするか、迷ったからこそわかることもあるんですね。
私は、自然で良かったな、と思っています。

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